洋食キラクのビーフカツレツ

author : ken sasajima Mon, January 28, 2008

洋食キラク

人形町には老舗の洋食屋が多い。
東京に住んでいるからには全店制覇したいと思っていたが、なかなか足を運ぶエリアではないので、いつも”また今度”になってしまう。

先日近くに用事ができたので、その帰りに洋食キラクへ。
カウンター10席ほどしかない狭い店なので、空席はなく、外で15分ほど空くのを待った。
老舗の洋食屋といっても、店内はハイカラな趣きはなく、いたって庶民的な定食屋といった雰囲気だ。

お目当ては看板メニューのビーフカツレツ。
村上春樹のエッセイの中で、鉄道の食堂車でビーフカツレツを旨そうに食べる描写があって、10代の頃それを読んで思わず唾を飲み込んだことがある。それ以来「ビーフカツレツ」というものを食べてみたいと思っていたが、お目にかかることはなく、想像だけが膨らむままだった。

千切りキャベツとマカロニサラダを押しのけるように山盛りのビーフカツレツがのった一皿が運ばれてきた。
外はサクサク、中は脂っこくないのに驚くほどやわらかい。
何気ない一皿だが、筋を取って叩いてと丁寧な下ごしらえがあるんだろうと思った。

あっという間に皿から消えた憧れのビーフカツレツは、膨らんでいた想像を満たした。
二人前はいけそう。今度は大盛りにしよう。


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洋食キラク

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